最近は、気象庁の地震情報を見ると全国各地で、地震が発生しており、夜間不安でゆっくり休むこともできないですね。
多くの方が寝ている間に発生した地震で、亡くなられた方の死因の8割近くが「窒息・圧死」だということです。特に就寝中は無防備になるため、寝室の大型家具は転倒しないようにしておくことが大変重要です。
そこで、筆者自身が新潟県長岡市で震災被害者となった時の体験談からアドバイスします。
参考にしてください。

■大型家具の転倒防止ポイント
1.寝室(夜間・就寝時の地震対策)のタンスや本棚など大型家具が転倒しないようにしましょう!
対策1.寝室に大型家具がある場合は、家具の手前に新聞紙や厚紙などを挟み込み、揺れても家具が壁にもたれさせるようにしておきましょう!
対策2.大型家具と天井までのすき間がある場合はしっかりした段ボール箱で隙間無く積み、家具の揺れを無くし転倒防止をしましょう!
対策3.万が一家具が倒れても頭や体を守るため、床面から60㎝以上の空間が確保できるように枕元などに頑丈なテーブルや家具を配置しておきましょう!

2.居間・ダイニングの食器棚やテレビボードなどの大型家具が転倒しないようにしましょう!
対策1.大型家具の手前に新聞紙や厚紙などを挟み込み、揺れても家具が壁にもたれさせるようにしておきましょう!
対策2.大型家具と天井までのすき間がある場合はしっかりした段ボール箱で隙間無く積み、家具の揺れを無くし転倒防止をしましょう!
対策3.食器棚の扉が簡単に開かないようにフックや止め具をつけましょう!

3.個室のピアノやテーブルなどの重量家具が移動しないようにしましょう!
対策1.大型家電やピアノ用防振・耐震ゴムのストップやキャップ等を敷いて滑り止めをしましょう!
対策2.机・テーブルなどの足のある重量家具にはすべり止めのゴムマット等を敷いて滑り止めをしましょう!

■非常持ち出し袋を準備するときのポイント
1.食料や飲み水は最低3日分程度を用意
被災後、1〜3日間生き延びられるよう非常食や飲料水を確保しましょう。

2.非常持ち出し袋(デイバック)などを用意
用意する物は、避難生活に欠かせない基本的なアイテムにプラスして、貴重品や必要最小限の物(薬など)を入れ、直ぐ持ち出せる場所を決めて置いておきましょう!

3.いつでも持ち出せるところに、靴とセットで用意
保管場所は、朝・昼・夜、いつでも震災時持ち出しやすい場所に置いておくことが重要です。また、崩れ落ちたがれきやガラスの破片などから足を守る、底の厚い歩きやすい運動靴や頭を守る帽子・ヘルメットなども準備しておきましょう!

4.防災グッズの消費・使用期限をメモに残す
食料の消費期限が切れていたり、懐中電灯などに必要な電池が消耗していたりすると、いざというときに役に立ちません。食料や飲料水は消費期限をチェックし、メモに残しておきましょう!持ち出し袋に入れておくとチェックや新しいものを準備するときに便利です。

■マイカーの活用ポイント
1. ガソリンを満タンにしておきましょう!
2. 震災地域からの移動や冷暖房に活用しましょう!
3. 電源プラグを積んでおき、携帯や家電などの電源を確保しましょう!
4. カーテレビがあれば、震災に関する情報を収集しましょう!
5. ブランケットや綺麗なタオル・包帯など救急医療用品や薬を積んでおきましょう!

■その他
1. お風呂の水は抜かず、溜めておく
2. やかんやポットには、水を溜めて就寝する
3. カップラーメンや缶詰など保存食を一定確保しておく
4. ファンヒーターなど電気を使わない石油ストーブを確保しておく
5. キャンプ道具や寝袋を持って入れば、使えるようにしておく