損害保険協会により、国内損害保険会社(30社)および外国損害保険会社(10社)の2020年度末における損害保険代理店数(16万5,185店)および募集従事者数(204万486人)を2021年7月30日に取りまとめた統計を発表しています。
詳細については、2020年度代理店統計（PDF）を参照ください。
代理店数は、年間約7,000店減少傾向にありますが、新設代理店は前年より増加傾向にあります。
ただし、廃止代理店も増加傾向にあり、募集従事者は横ばい傾向ですので、新設統合会社などの設立など代理店の統廃合が進んでいることも考えられ、個人登録代理店も全体の約4割(約70,000店)となっており、三者間スキームの被統括代理店や勤務型代理店として委託されていることも考えられます。
【2020年度代理店統計(概要)】
1．代理店実在数：165,185 店
前年度末（172,191店）から7,006店減（△4.1％）※2019年度に引き続き減少
《代理店新設数・廃止数の推移》
・新設代理店数：9,501店、前年度（7,985店）から1,516店増（19.0％）
・廃止代理店数：16,507店、前年度（16,113店）から394店増（2.4％）
2．募集従事者数：2,040,486人
・前年度末（2,054,942人）から14,456人減（△0.7％）※2013年度からほぼ横ばい
3．募集形態別元受正味保険料の構成比
・代理店扱：90.9％
・直扱（通信販売など）：8.4％
・保険仲立人（保険ブローカー）扱：0.7％
4．専業・副業別、法人・個人別、専属・乗合別代理店数の構成比
・専業代理店：18.4％（30,409店）、副業代理店：81.6％（134,776店）
・法人代理店：57.7％（95,383店）、個人代理店：42.3％（69,802店）
・専属代理店：77.2％（127,486店）、乗合代理店：22.8％（37,699店）
5．主な保険募集チャネル別代理店数の構成比
・自動車関連業（自動車販売店、自動車整備工場）の代理店：54.1％
・保険商品の販売を専門に行う専業代理店：18.8％
・不動産業（賃貸住宅取扱会社、住宅販売会社）の代理店：9.5％
6. 都道府県別の代理店実在数
・代理店実在数は沖縄県のみ微増、その他の都道府県で減少
・全国で代理店実在数が一番多いのは東京都（18,347店）、前年度から690店減（△3.6％）
