《パスワード漏洩およびWebサイトのリスク診断によるセキュリティ対策》
パスワード漏洩対策とWebサイトのリスク診断は、どちらもあなたの大切な情報資産をサイバー攻撃から守るために不可欠なセキュリティ対策です。

(1)【🔒パスワード漏洩対策の必要性】
パスワードは、あなたのオンライン上の「鍵」です。
もしこの鍵(パスワード)が盗まれれば(漏洩すれば)、悪意のある第三者があなたになりすまして、以下のようなさまざまなことが可能になります。

▼被害の例:
・SNSやメールを勝手に見られたり、乗っ取られたりする。
・ネットバンキングやショッピングサイトで不正にお金を使われる。
・あなたの名前で他者への攻撃や詐欺が行われ、加害者になってしまう。
・個人情報(住所、氏名、電話番号など)が盗まれ、悪用される。

▼なぜ対策が必要か:
・一つのサービスでパスワードが漏れると、同じパスワードを使い回している他のサービスにも不正アクセスされる危険性が飛躍的に高まります(パスワードリスト攻撃)。
・漏洩したパスワードは、ダークウェブなどで売買されることもあります。

▼基本的な対策:
・複雑で長いパスワードを設定する(例:12文字以上、英大小文字・数字・記号を混ぜる)。
・サービスごとに異なるパスワードを設定する(使い回しを避ける)。
・「二要素認証(2FA)」が利用できるサービスは、積極的に設定する。
・パスワード管理ツールを利用する。

 

(2)【🖥️Webサイトのリスク診断(脆弱性診断)の必要性】
Webサイトは、オンライン上の「家」や「店舗」のようなものです。
リスク診断(脆弱性診断)は、この家や店舗に「セキュリティ上の欠陥(脆弱性)」がないか専門家がチェックする、健康診断や耐震診断のようなものです。

▼なぜ診断が必要か:
・攻撃者は、Webサイトのプログラムの不備や設定ミスといった「脆弱性」を狙って侵入しようとします。
・一見問題なく動いているように見えるWebサイトでも、目に見えない脆弱性が隠れていることが多くあります。

▼診断しない場合のリスク:
・情報漏洩: Webサイトが管理している顧客情報(氏名、住所、クレジットカード情報など)が盗まれる。
・Webサイトの改ざん: サイトの内容を書き換えられたり、ウイルスを仕込まれたりする。
・サービス停止: 攻撃によってWebサイトが閲覧できなくなる(DoS/DDoS攻撃など)。
・踏み台にされる: あなたのサイトが、他者を攻撃するための拠点として悪用される。
・信用の失墜: 情報漏洩や改ざんが発覚すれば、顧客や取引先からの信頼を大きく損ない、ビジネスに甚大な被害が出ます。

▼診断で分かること:
・SQLインジェクション(注1)、クロスサイトスクリプティング(XSS)(注2)など、代表的な脆弱性の有無。
・サーバーやソフトウェアの設定不備。
(注1)SQLインジェクションとは、Webアプリケーションの脆弱性を利用して、データベースを不正に操作するサイバー攻撃の手法です。
(注2)クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webサイトの脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプト(プログラム)をユーザーのブラウザ上で実行させるサイバー攻撃です。

 

【セキュリティ対策】
(1)パスワード漏洩対策は、主にサービスを「利用する側」が自分のアカウントを守るための基本的な防御です。
(2)Webサイトのリスク診断は、サービスを「提供する側」が、利用者(顧客)の情報も含めたサイト全体を守るために行う、より専門的で大規模な防御です。
セキュリティ対策は、どちらか一方だけでは不十分であり、両方の対策を適切に行うことが、安全なインターネット利用と保険ビジネスの運営基盤となります。

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